2009年07月17日

空飛ぶ青い猫 四話(田園編) 8 9

へび1.jpg

シロちゃんは、あまりお腹がすたので草むらの中にはいって虫などを探して食べたりしました。
初めて自分で獲物を捕まえたりしたのです。
夢中で虫を追いかけていたのですが・・
そのシロちゃんを狙っているものがいたのです。
おおきな口を開け赤い舌をチョロチョロだした蛇が狙いをシロちゃんに合わせているのでした。
なにも知らないシロちゃんに蛇が飛びかかろうとした時です。
蛇の大きく開いた口に緑のハートが飛びこんできたのです。
その時やっとシロちゃんは蛇の存在を知ったのです。
声も出ないで固まってしまっているシロちゃんの前にキッキちゃんが
降りてきたのです。
「シロちゃん、もう大丈夫よ。この緑のハートは戦いや欲望を押さえ
平和を与えるの・・だから蛇さんも退散していくわよ」
危機一髪のところをキッキちゃんに助けられたシロちゃんはそれでも声をだせないぐらい怖かったようです。
「シロちゃん、迎えにきたよ。さぁ帰ろうか?」
「どこにでしゅか?」
「ここはね、東京からすごくはなれているのよ」
「東京ってなんでしゅか?」
「今までシロちゃんが居たところ、そしてここは島根県なの」
「へぇ〜そうなんでしゅか、じゃぁ〜ぼくはしゅまねにいます」
「しゅまね、じゃなく島根なんだけどなぁ〜」
「そのしゅまねがいいですよ・・だから帰らないでしゅ」
「そっか〜これからどうするの?」
「う〜ん、わからないでしゅよ〜でもここがいいでしゅ」
「うん、わかったよ。じゃ、シロちゃんほら、あそこで野ら作業している人がいるよね。・・・あそこまで行ってごらん」
「あそこになにがあるのでしゅか・」
「いいことがあると思うよ」
そう言うとキッキちゃんは空に飛んで行ってしまいました。
「シロちゃ〜ん幸せになるんだよ〜」
シロちゃんはキッキちゃんに手を振りながらちょこちょこと走って行きました。


シロちゃん.jpg


シロちゃんは雨の音を子守歌にして寝ていました。
誰かが呼ぶ声で目

が覚めました。
なが〜い夢をみていたようです。
昔、ここに来るまでの夢でした。
かあさん、とうさんに可愛がってもらったいる今、忘れていた昔を思い出していました。
あの時、かあさんに抱っこしてもらえて本当によかったって思っているのでした。
「ぼくはこんなに幸せになれたのはかあさん、とうさんのお陰だ、東京のみんなも幸せになってるかな〜お譲ちゃんに、おじさんにお兄さん、お姉さん、みんな幸せになっているかしら・・」

雨がまた激しく振りだしました。
シロちゃんは窓から外をながめました。
来た時と同じ緑の海が雨で波打ってました。


  おわり




  あとがき

シロちゃんは今日も家の周りのパトロールに出かけています
時々夜遊びがすぎてマーかあさんに心配をかけていますよ。
ラベル: 絵本 イラスト
posted by ムクムク at 23:08| Comment(3) | TrackBack(0) | 空飛ぶ青い猫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そっかぁ
シロは東京生まれだったのですね。

公園のみんなは幸せになってるかな?
ボランティアのお姉さん、シロの面倒見てくれてて有難う。こんなに大きく元気になりましたよ。

ムクムクさん、シロのお話し有難うございました。
今でも蛇は苦手のようですよ。
Posted by シロち at 2009年07月18日 07:21
シロちゃんは子猫の頃のことを、夢で思い出していたのですね。
こんなに大きく立派に育ててもらったことを、お母さんとお父さんに感謝しないとね。

偶然の出会いが大きく運命を変えることがあるんだなとつくづく思います。
ほんの少し時間が前後していたら、私もきょうどこかでそういう出会いがあったのかもしれません。

私が田舎にいた頃で、今ごろの暑い時期だったと思いますが、猫がヘビをくわえて帰ってきたことがありました。30センチほどのマムシでした。猫からの日頃の感謝のしるしだったのかもしれません。
Posted by ヤーダ at 2009年07月18日 22:06
  ☆  シロちさん


シロちゃんが今、幸せでいてくれるのも、ほんのちょっとしたタイミングなんでしょうね。
出会いって不思議ですよね〜あの時出会わなかったら今がないのですものね。
いつも出会いを大切にしたいなぁ〜って思っています。


  ☆  ヤーダさん


そうですよね。
出会いって日常茶飯事の中でいつもあるのですよ。
だから、大切にしたいです。
不思議な事ですね。
昨日まで知らなかったもの同士が仲良くなったり・・
猫と人間もそうなんですよね〜
Posted by ムクムク at 2009年07月18日 22:49
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