2009年07月15日

空飛ぶ青い猫 四話(田園編) 6 7

田園1.jpg


シロちゃんを乗せたトラックは何度か止まりました。がシロちゃんはどうしても怖くって飛び降りる事は出来ません。
沢山の車がいっぱいあるのです。
それに荷台からの高さを思うとシロちゃんはどうする事もできません。
そのうちにトラックはどんどん進んでいくのです。
箱の中から見る風景に変化が見えました。
今までは凄いスピードで走っていたのに、今度はガタガタ振動が多くなり周りに車も走っていません。
シロちゃんのピンクのハートが光っています。
「ぼくのハートがなにか言ってるの?」
するとピンクのハートが話しかけてきたのです。
「シロちゃん、私がついているから大丈夫よ、シロちゃんが気にいった場所で飛び降りてごらん、きっと迎えにいくからね」
キッキちゃんの声です。
シロちゃんは決めました。
緑の草原にダイビングすることに。

シロちゃんは草のクッションの中に飛び込みました。
草をかき分け見た風景は、なんと緑の海でした。
その海はさわさわっと風を受けて稲の苗が波打っています。
なんと広いのでしょう!
シロちゃんは初めて見る緑の海に引きこまれていきました。
「わあぁぁぁ〜い」
大きな声を出して叫んでみました。
風の音が返事をしてくれました。
「でも・・・ぼくおなかがすいたでしゅ・・」
そうなんです。ここにはボランティアのお姉さんはいないのです。
朝からなにも食べていないのです。
西の空は紅く染まってそして夕闇が訪れてくるのです。



ホタル.jpg

さっきまでの元気はどこかへ行ってしまいまた。
お腹がすいたし、喉も乾いている事に気がつくとシロちゃんの頭の中はその事でいっぱいになりました。
誰もいない、どんどん暗くなって行く、シロちゃんは淋しさと不安が襲ってくるのと戦っています。
緑の海はもう真っ暗で、電灯もなく月も出ていません。
不安を忘れる為にがむしゃらに歩きました。
行けども行けどもおい茂る草と田んぼしかないのです。
水を求めて田んぼに降りて行こうと草をかき分けた時。
そこには青い星が輝いていたのです。
空に舞い上がる青い星がシロちゃんを歓迎してくれたのです。
その星はダンスを始めました。
蛙が歌を歌い出しました
シロちゃんも青い星と一緒にダンスを始めました。
いっしょに飛びあがってみました。
もう楽しくってシロちゃんはお腹がすいている事も忘れダンスを続けました。


  つづく
ラベル: 絵本 イラスト
posted by ムクムク at 23:31| Comment(3) | TrackBack(0) | 空飛ぶ青い猫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シロちゃん!シロちゃん!
きっと、大丈夫。シロちゃん!
Posted by サスケのママ at 2009年07月17日 17:07
シロちゃん、勇気をだして飛べたね。えらいっ!
素敵なところに降りられたね。
でも景色はきれいでもお腹はいっぱいにならないね。
青い星さんたち、光のダンスで何かおいしいものを
だしてくれるといいのに!
Posted by りき at 2009年07月17日 17:29
  ☆  サスケのママさん


シロちゃんの応援ありがとうございます。
シロちゃん、きっとよろこんでますよ〜!


  ☆  りきさん


あはは、さすがはりきさん!
お腹がいっぱいにならないとダメですか〜
私もお腹がいっぱいのほうがうれしいかな。
Posted by ムクムク at 2009年07月17日 23:46
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