2009年06月12日

空飛ぶ青い猫 二話(アルプス編) 1・2

アルプス1.jpg

真っ青なアルプスの空をキッキちゃんはとんでいます。
今日は少し急いでいるようなんです。
キッキちゃんはアルプスにいるおじいさんにどうしても教えてほしい
事があるみたいなんです。

もうアルプスには春がやってきています
広大な風景が目の下に広がっていますよ。

おじいさんに会って「虹の橋」の渡りかたを教えてもらいたいとキッキちゃんは思っています。
あの「虹の橋」を渡って連れていってあげたい友達がいるのですが、
まだキッキちゃんにはその方法が分からないのです。

こんな風景の中でゴロ〜ンとお昼寝なんていいかなぁ〜なんて思って草原を見ながら飛んでいると・・・

草原の中を茂みに押しつぶされそうに歩いている猫がいます。
ちょっと心配になったキッキちゃんは、草原にむかって降りていきました。





       2


まいごのティエタちゃん.jpg


その猫もキッキちゃんを見つけました。
「あの〜どうしたの?」
「えっ、それより あなたはだ〜れ?みかけないよね〜」
「ああ、私はキッキ、あなたは?」
「わたしね、わたしはティエタ」
「ところで、ティエタちゃんはこんなところで何してるの」
するとティエタちゃんは得意そうな顔で言いました。
「わたしね、迷子なの。迷子のティエタちゃんですよ」
「迷子のティエタちゃんなんですか?それで・・?」
こんどはちょっとだけ困った顔をしながら
「う〜んとね、黙ってお家から出てきたの」
「それって家出?」
「とんでもないです、ちょっとひとりで冒険なの!」
「じゃ〜早くお家に帰ったほうがいいですよ・・お家でみんなさがしてますよ」
「う〜んとね・・たぶん大騒ぎかしら?でも帰り道がわからないの」
のんびりとそう語るティエタちゃんはニコニコしながらそう言いました。
「一緒に帰り道をさがしましょうか?」
「う〜ん、大丈夫、もう少し遊んだら帰るから」
あんまりのんびりと言うのでキッキやんは先を急いでいるのでテイエタちゃんとお別れしようと思いました。
「あのね、ティエタちゃん、この黄色いハートとあげるから・・」
「わぁ〜可愛い、わたしもキッキちゃんみたいに頭に飾る」
「あのねティエタちゃん、これは勇気のハートなの、きっと不安になった時には助けてくれるからね」
そうなんです、黄色いハートは勇気のハートなんです。
 
テイエタちゃんはまだまだ家に帰る様子はありません。
どんどん山の奥にいってしまいました。
そうして山の上から草原の中をゴロ〜ンゴロンところがって下っていきました。
キッキちゃんは不安ながらもティエタちゃんを空からみながら草原を去って行ってしまいました。


    つづく
ラベル: 絵本 イラスト
posted by ムクムク at 15:26| Comment(9) | TrackBack(0) | 空飛ぶ青い猫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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